現在はカンボジアとして知られるクメール帝国は、かつて東南アジアにおける最強の帝国でした。
アンコールは、9世紀から13世紀にかけてクメール王国の中心をなし、クメール人の古代文明のシンボルであると同時に、産業革命以前の都市としては世界最大であることが明らかになっています。
クメール・エンパイア・マラソンは、40か所近くの古代寺院が存在する世界遺産エリアの国有林を通り抜ける平坦なロードレースで、世界各国から参加するランナーが古代文化を体験できるすばらしい機会となることを期待しています。
この度、カンボジア・イベント・オーガナイザーが国内外の組織と提携し、プロ/アマ問わず世界中のあらゆるランナーにこの特別なマラソンイベントにご参加いただき、カンボジアの障がい者や恵まれない子どもたちへの心優しい支援と共に最高の友情を示す機会としていただきたいと考えています。
主催者一同、皆さまのご参加を心から暖かく歓迎し、古代クメール文明の中を駆け抜ける素晴らしいレースを開催する所存でございます。
クメールエンパイア・フル&ハーフマラソン実行委員会
日時:2020年8月2日(日)
主催:クメールエンパイアマラソン機構実行委員会
共催:カンボジア王国オリンピック委員会(NOCC)
認定:国際マラソン・ロードレース協会(AIMS) カンボジア王国陸上競技連盟(KAAF)
公式ツアー実施:株式会社 ワールドコンパス
マラソン企画協力:一般財団法人 日本アジア振興財団オリンピック事業部
レースカテゴリー | 性別 | 年齢 | エントリー料金 | |
~2020年3月31日受付完了 | 2020年4月1日~6月22日受付完了 | |||
フルマラソン(42km) | 男女 | 16歳以上 | 8,400円 | 9,600円 |
ハーフマラソン(21km) | 男女 | 16歳以上 | 7,200円 | 8,400円 |
10kmレース | 男女 | 13歳以上 | 6,000円 | 7,200円 |
3kmファミリーラン | 男女 | OPEN | 3,600円 | 4,800円 |
・参加登録料の返金、別の参加者への振替、参加カテゴリーの変更には応じられません。
・7月31日(金)、8月1日(土)に現地エキスポサイトにて最終受付(ゼッケンの受け取り等)をしていただく
必要がございます。
・42km、21km、10kmの各レースではBIBタグを使用します。
・参加登録締め切りは2020年7月1日です。日本申込締切は6月22日までとなります。
・お支払をもって受付完了となります。料金区分、お申込み締め切りは着金日となります。
・締め切り後の登録は受け付けられません。
・締め切り後、定員に達していない場合にはエキスポ会場での現地登録を行う場合があります。
※上記実費に加え、登録手数料2,200円(1名あたり)が別途必要です。
出場者は全員、2020年8月2日スタート時間の30分前までにスタート地点にご集合ください。
レースカテゴリー | 性別 | 年齢 | スタート時間 | 制限時間 |
フルマラソン(42km) | 男女 | 16歳以上 | 4:30 a.m. | 7時間 |
ハーフマラソン(21km) | 男女 | 16歳以上 | 5:30 a.m. | 4時間 |
10kmレース | 男女 | 13歳以上 | 5:45 a.m. | 2時間 |
3kmファミリーラン | 男女 | OPEN | 6:00 a.m. | 45分 |
●参加者全員に T シャツ・大会ハンドブックをプレゼント致します。
●フルマラソン、ハーフマラソン、10km ロードレースに参加され、
完走者された方にはメダルを授与致します。
●3km ファミリーラン参加者には完走証を授与致します。
※大会概要及びその詳細は、主催者側の都合により予告なく変更となる場合がございます。
会場 | 日時 | 内容 | 参加費 |
Le Meridien Angkor | 2020年8月1日 17:30 ~ 19:30 | アプサラダンスショー、 ビュッフェディナー(ワンドリンク付き) | 大人:4,800円 小人:2,400円※12歳未満 |
会場 | 日時 | 内容 | 参加費 |
Le Meridien Angkor | 2020年8月1日09:00出発 | 英語ガイド、ミネラルウォーター | 大人:2,400円 |
・ガラ・ディナーパーティー及びコース下見に関しましても返金、別の参加者への振替はできません。
クメールエンパイア・フル&ハーフマラソンは、40カ所近くの古代寺院が存在する世界遺産エリアの国有林を駆け抜ける神秘的なコースを走ります。アンコールワット遺跡の横を通り抜けると、そこにはクメール語で「美しい塔」を意味するバイヨンがあります。その景観はまさに圧巻です。
バイヨンを通り抜け、大木の木々に包まれた林を通り抜けると、いくつもの遺跡がランナーを迎え入れます。その神秘的なコースはまさに世界トップクラスです。世界各国から参加するランナーが古代文化を体験できる素晴らしい機会となるだけでなく、参加して頂くことで、今後のカンボジアの未来を明るいものにつなげるための寄付となります。
地雷の被害に遭われたカンボジア人の方が車椅子を使い懸命にコースを走る姿。多国籍人種が混ざり合い、時には励ましの声を掛け合い走る姿。子ども達が街頭から、手を振りランナーを応援する姿。他のマラソンにはない特別な姿を幾つもご覧になって頂けるマラソンです。カンボジアならではの良さが沢山詰まった、クメールエンパイア・フル&ハーフマラソンへの皆様のご参加を心よりお待ちしています。
※この動画はハーフマラソン時のものです。
※この動画はハーフマラソン時のものです。
クメールエンパイア・フル&ハーフマラソンはランナーからの参加費や頂いた協賛などが、カンボジアの内戦時代に多くの犠牲が出た、地雷による被害者へのサポートと、アンコール小児病院の子ども達へのサポートのための寄付金となります。
内戦時代に幾つも落とされた地雷が埋まった場所も、今では各国の協力と地元市民の踏ん張りにより、市内の地雷は全て撤去され安全な地域となりました。カンボジア国内で世界各国のランナーが走る。それはまさに復興の証であり、平和の象徴なのです。
そして、チャリティマラソンの魅力とはなんでしょうか。世界には多くのチャリティがありますが、「人のために走る」チャリティランは、自らの足を進めることこそが、カンボジアの未来に繋がる希望の走りになるということで、数あるチャリティの中でも参加型の社会貢献であるといわれています。
寄付するだけでは記憶は薄れていきます。しかし、現地の人々と触れ合い、人種や国境を越え、共に走ることで、心の奥に深く残るチャリティになるのではないでしょうか。そして悲しい背景がある国だからこそ、今の強さ、美しさを感じることができます。地雷の被害に遭われた現地民の方が車椅子でマラソンに参加し、懸命に歩みを進めていく光景は胸にこみ上げてくるものがあることでしょう。
何より、健常者でも大変なコースを彼らはとても幸せそうに走っています。地雷の被害に遭われた方はこうおっしゃいました「今でも生活も体も大変です。けれど自分の走りが誰かのためや、同じ被害者や障がい者のためになるのならと思い参加させてもらっています」と。走ることは決して楽なことではないですが、共に苦しみを分かち合い、喜びを分かち合うこと、そして参加することが未来を変えるキッカケになるということが、チャリティランの最大の魅力であり、意義であるのではないでしょうか。
当大会に寄せられたご寄付は、カンボジアの地雷被災障がい者を対象とした慈善活動に役立てられます。KEMより、カンボジア赤十字、ハンディキャップ・インターナショナル、カンボジア・トラスト、カンボジア障がい者アスリート連盟、アンコール病院他、国内外のNGOの活動に寄付させていただきます。